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ワークスの原田です。
先日、シトロエンC4ピカソのタイミングチェーンの交換をしました。
自動車のエンジンなどに使用されているタイミングチェーンはバイクや自転車のドライブチェーンと同じように使用しているうちに伸びてしまうので定期的に交換が必要です。
経験された方もいらっしゃると思いますが、自転車のチェーンが伸びると走行中カシャカシャ異音が出ますよね、その時は調整又は交換すれば異音は収まります。
エンジンに使用されるタイミングチェーンは油圧のテンショナーにより自動調整されているので普段調整の必要はありませんが、テンショナーの調整限界を超えると朝のエンジン始動時やアクセルを吹かした時などガラガラ異音が聞こえることがあります。
この症状が出始めるとエンジンチェックランプが点灯したりエンジン不調や加速しないなどの不具合が出ることがあります。
今回入庫したC4ピカソは、オイル管理が悪くタイミングチェーンが伸びた状態で使用を続けていたため、ヘッドカバーを開けた時、驚くことが起こっていました。
タイミングチェーンを押さえているガイドが破損してカムシャフトキャップの上に落ちていました。
これがもしカムギヤなどに噛みこむとエンジンに大きなダメージがあったと思いますが運良く回避してました。
オイルパンの中にもたくさんの破片があったので回収しました。
タイミングチェーンの交換と同時にインテークポート内の清掃を実施後は、エンジン音が静かになりスムーズに吹き上がるようになりました。
エンジンの調子が悪くなる前にタイミングチェーンの交換をお奨め致します。